つかさの独り言




平和って何だ!

近頃、やたらと世間が騒がしい。悲惨な事件や事故が多発している。犯罪はどんどん凶悪化、低年齢化していくばかりで、警察の犯罪検挙率はそれに反比例するかのごとく低下している。街を出歩けば、いつ、どこで誰に襲われるか、分かったもんじゃない!これじゃ安心して枕を高くして眠れないよー!事故にしたって、昔じゃ考えられなかったような事故に巻き込まれ命を落とすようなケースが増えている。日本の安全神話は完全に崩壊したんだなーって気がするよ。それにさ、不景気の回復の兆しも全然見えて来ないじゃん。おまけに、新型肺炎やエイズがどうとか、大地震が襲ってくるから気をつけろ!もういい加減にしてくれって感じだよ…。そしてとどめに僕の最も嫌いな戦争でありテロだ!

あれは、忘れもしない2001年9月11日、アメリカで未曾有の大惨事が起こった。まさに晴天のへきれきだった…。アメリカ同時多発テロ…崩れ落ちてゆく世界貿易センタービルの映像が頭から離れない。哀しみと怒りで涙が止まらなかった。この日を境に東西冷戦後、それなりに落ち着いていた世界が大きく変わり始めた。アフガニスタン空漠、イラク戦争、北朝鮮問題…。国際社会対テロと言う構図がハッキリと浮かび上がってきたそして、日本もその歯車に組み込まれてしまった。自衛隊のイラク派遣問題に日本の世論は揺れている。東京へのテロ予告が先日あったと言う。その矢先…ついに恐れていた事件が起きた。日本人外交官の殺害事件…。何故なんだ!どうして?暴力では何も解決しないのに…虚しいなあ…。

そんな昨今、ある話を聞いたんだ。第二次世界大戦中の話なんだけど、あるアメリカ兵が作戦中にパラシュートが高い木のてっぺんに引っかかって身動きが出来なくなってしまった。辺りはジャングルで、人は誰一人いない。そんな状況の中、彼は14日間生き延びる事が出来たんだ。その後、味方のアメリカ兵に救出され助かったんだけど、どうしてだと思う?僕も最初は信じられなかったんだけど、実は現地に住む野性のサルが、そのアメリカ兵に毎日、木の実やくだものなどを食べさせていたらしいんだ。この話って凄いって思わない?同じ人間同士が醜い争いを繰り広げている戦争と言う状況の中、違う種類の動物に人間が助けられたんだ。そのサルはアメリカ兵が無事に病院に着くまでついていったらしい…。

 何か皮肉な話だよね。野性のサルの献身的な行為が、殺し合いをしている人間に“そんな事しちゃダメだよ!もっと愛し合わなきゃ!”って教えているような気がするんだ。動物だって思いやりや優しさを持ってるのに人間は、相変わらず戦争をくり返してるなんて…。今、こんな時代だからこそ平和について考えてみよう。平和って何だ!答えはまだ見えてこない!

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